無題          1月13日 by 衛士 

 

 

脳の中央にある松果体ってのがある。
このことを知ったのは日記にも書いてある「エルフェンリート」を読んだからだ。
本来この器官は、私の調べた限りでは、
昼間と夜間によって二つある物質の分泌量を変え、
昼夜のリズムがとれるようにするものであるらしい。
そんなことはどうでもいいんだ。

この器官は第三の眼とも呼ばれている。
所謂、超能力が使えるような器官?らしい。
予知能力や遠隔透視も出来るとか。
宇宙と交信みたいなものもできるとか。
この器官は胎児に現れて、すぐに退化するらしい。
ならば、実は胎児のほとんどが超能力者なのかも。
それもまた面白い。
この器官は、人間が知恵を得るために失ったものなのかもしれない。
ということは、この器官は今後さらに退化していくのかもしれない。
ならば過去の人は、この器官が今の人よりは、
明らかに発達していたのではないか。
そんなことを考えることができないこともない。
そうとすれば、過去の偉人というか仙人みたいな人たちは、
この力をうまく使っていたのではないか。
なんて考えられないこともない。
他の動物、特に爬虫類は松果体が発達しているらしい。
彼らは、どこからどんなものを感じ取っているのだろうか。
私はそれをものすごく知りたい。
多分それは言葉では表現できないし、理解できないだろう。
人間は言葉に頼りすぎていると思う。
言葉で文字で表現しようと思うから、限界がすぐそこにいる。
第六感を含めて全ての感じる力を使えば、
他のものが見えてくると思う。
でも、それを決して言葉で理解しようとしてはならない。
言葉なんてもので表現できることは限られている。
実は言葉で表現する以上のことなのに、
言葉によって自然と制限がついてしまう。
でも、言葉で伝えようとするのは難しい。
完璧な文章なんてない。
だから、勘違いだってするし、すれ違ったりもする。
それも面白いんだがな。
いや、それがむしろ言葉の醍醐味なのかもしれない。
だから、分かり合おうとするだよなぁ。
でも、いつの間にかそれが無理だということがわかってくる。
虚しいよなぁ。
知識が増えるごとに矛盾が増えていく矛盾。
知識が増えれば矛盾ってのは減りそうなんだが。
そう簡単にいかないのが世の中ってもんか。
ガキの頃に男は正義の味方になりたい、ヒーローになりたい。
という、将来の夢は定番だと思う。
で、いつの間にか将来の夢にそんなものは書かなくなる。
それは、恥ずかしいと思って書かなくなるのか。
それは、馬鹿にされるのが怖いから書かなくなるのか。
それは、それを突き通せないとわかってしまうから書かなくなるのか。
それは、知識がついてくるうちに無理だということがわかるから書かなくなるのか。
自分でも良くわからない。
自分ではなんとなく最後の理由に思える。
その理由がわかってしまうのは、
偶然なのか、必然なのかわかるはずもない。
それが必然ならば周りから、環境から教えられるのではなく。
時間が教えてくれるのではないか。
私たちが理解できない4次元の世界が。
4つ目の座標が。
実は4次元の世界は見えているのかもしれない。


「第3の眼」、というもので。



こういうのをオカルト思って、非科学と思って、
つまらない、嘘だろ?見たいな感じで遠ざけてしまう。
昔も私はそうだった。
でも、ありえないことではないはずだ。
でも、私にはとても夢がある話だと思う。
オカルト(非科学)っていうのは、現在の科学で証明が出来ないから、説明しようがないから。
こう呼ばれているんだと。
私は思う。

ま、見えないものはどうしようもないか。



――でも、人は見えないものを求める――――。
その見えない空虚は実は何かに満たされてるのかもしれない――――。
――その何かは見る人によって姿形を変貌させる――――。



――――あなたには何に見えますか?

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